米ブラックフライデー、支払額は過去最高を更新 スマホでのアクセスがPCを上回る
米国のブラックフライデー(今年は11月23日)におけるオンラインでの消費者総支出額は前年比23.6%増の62億ドル(約7000億円)と記録を更新した──。米Adobe Systemsがホリデーシーズンを通して公開している「Adobe Analytics Retail Unwrapped」で報告した。この結果は、調査開始以来の過去最高だ。
Adobeが毎年発表するこの調査報告は、米国の100の主要なWeb小売りサービスのオンライン決済の80%を解析するAdobe Analyticsによるもの。
昨年の11月1日~12月31日のホリデーシーズンを含む2カ月のオンライン売上高は1082億ドルだった。今年は1250億ドルに上るとAdobeは予測する。
昨年に続いてモバイルからのアクセス・購入が増加した。11月1日~23日のオンラインストアへの端末種類別アクセスは、PCが43%、スマートフォンが49%、タブレットは8%だった。スマートフォンがPCを上回ったのは初めてのことだ。昨年はPCが46%、スマートフォンが45%だった。購入は、PCが61%、スマートフォンは30%、タブレットは9%。昨年は、PCが63%、スマートフォンは26%、タブレットは11%だった。
ブラックフライデーにオンラインで最も売れたのはノートPC全般、2位は米MGA Entertainmentの着せ替え人形「L.O.L. Surprise」、3位は香港に拠点を置く玩具メーカーWowWeeの指人形「Fingerlings」。昨年トップだった任天堂の「Nintendo Switch」は5位以内には入らなかった。
米国では感謝祭(11月の第4木曜日)からホリデーシーズンに入り、感謝祭の翌日から多くの小売店がセールを開始する。この金曜日にはセール目当ての購買者が殺到して黒字になることからブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれる。オンラインでは年々セールが前倒しされており、今年は感謝祭当日のオンラインでの支出額が前年比27.9%増の37億ドルに上った。
米国のホリデーシーズンのオンライン消費規模は年々拡大してはいるが、中国の独身の日(11月11日)の規模はそれを上回る。単純には比較できないが、中国Alibaba Group(阿里巴巴)1社の11日の取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)は2135億元(約308億ドル)だった。
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