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Waymoに提訴された元OTTOのCEO、「自動運転でのアメリカ横断に成功」

Google系列のWaymoから自動運転技術を盗んだとして提訴されたUber傘下のOTTOの創業者、アントニー・レヴァンドウスキ氏が、新たに立ち上げた企業Prontoの自動運転システムで、人の介入なしの自動運転だけでのアメリカ大陸横断に成功したと発表した。

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 2016年に米Uberに買収された自動運転企業OTTOの創業者、アントニー・レヴァンドウスキ氏は12月18日(現地時間)、新たに立ち上げた自動運転技術企業Prontoと、その自動運転システム「Copilot」をMediumのブログで発表した。

 同氏は、このシステムを使って1度も人間が介入せずに自動運転だけでアメリカ大陸横断を成功させたとし、Viemoに動画を投稿した。

 Copilotは、長距離トラック向けの高速安全システム。完全自動ではなく、ドライバーの安全運転を支援するものだとしている。同社は2019年にこのシステムをトラック1台当たり4999ドル(約56万円)で発売する計画だ。

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UberによるOTTO買収発表当時のアントニー・レヴァンドウスキ氏(右)。左は当時のUberのCEO、トラヴィス・カラニック氏

 レヴァンドウスキ氏は2007年から約9年間米Googleでソフトウェアエンジニアを務めた後、OTTOを立ち上げ、Uberによる買収で同社入りした。

 同氏がGoogleの自動運転技術関連の情報を無断で持ち出したとしてGoogle系列の自動運転企業Waymoが2017年、UberとOTTOを提訴し(後に和解)、Uberは結局、2018年7月にOTTOの自動運転プロジェクトを終了した。

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