「Googleアシスタント」専用物理ボタン付きスマホ、LGに続きNokiaやXiaomiからも
Googleによると、物理的な「Googleアシスタント」専用ボタン付きのスマートフォンが2019年中に1億台出荷される見込み。既に提供しているLGの他、Nokia、Xiaomi、TCL、Vivoからも登場する。
米Googleは2月24日(現地時間)、Androidスマートフォンの現状と未来についての公式ブログで、「Googleアシスタント」専用物理ボタン付き端末が、年内に1億台以上出荷されると予測した。
Googleアシスタント専用ボタンは、昨年5月に韓国LG Electronicsが発表した「LG G7 ThinQ」で初めて搭載された。
このボタンを1回タップするとGoogleアシスタントが起動し、2回タップすると旧「Googe Now」のようなコンテキストに合わせた情報を表示し、長押しした状態のまま話しかけると長い文章を音声で入力できる「Walkie Talkie(トランシーバー)」モードになる。
Nokiaブランドを保有するフィンランドHMD Globalも24日、5眼カメラ搭載の「Nokia 9 PureView」と共に、Googleアシスタントボタン搭載のエントリーモデル「Nokia 4.2」と「Nokia 3.2」を発表している。
Googleによると、LG、Nokia(HMD Global)の他、中国のXiaomi、TCL、Vivoも専用ボタン搭載端末を発売する計画という。
これらの物理ボタンを他の機能に割り当て直せるかどうかは不明だ(LG G7 ThinQのボタンについてはサードパーティー製のリマップアプリが公開されている)。
韓国Samsung ElectronicsのGalaxyシリーズは、独自AIアシスタント「Bixby」を呼び出す物理ボタンを搭載している。SamsungはGalaxy S10の発表とともに、このボタンをリマップする機能を追加することも発表した。
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