速報
HPの「VR Backpack」、新モデルは30%性能アップ、少し値下げで今夏登場:COMPUTEX TAIPEI 2019
HPがVRヘッドセットと接続して背負うバックパック型ウェアラブルワークステーション「HP VR Backpack G2」を発表した。日本でも販売しているBackpack G1の後継モデルで、性能は30%アップし、米国での販売価格は500ドル安くなった。今夏登場予定。
米HPは5月27日(現地時間)、COMPUTEX TAIPEI 2019の開催に合わせ、バックパック型ウェアラブルワークステーション「HP VR Backpack G2」を発表した。今夏中に発売する計画だ。米国での販売価格は3299ドル(約36万円)からと、先代より500ドル安くなる。
2017年8月に発表した「HP Z VR Backpack G1 Workstation」の後継モデル。VRを活用した訓練や研修などでの利用を想定したPCで、PCとの接続が必要なヘッドセットを接続し、背負ったままVR空間内をケーブルを気にせず移動できる。
BackPack G1は日本でも税別56万円で販売されていたが、5月10日に販売終了した。
BackPack G2は、プロセッサは第8世代のCore i7-8850HQ(2.6GHz/最大4.3GHz)を、グラフィックスコアはNVIDIAのRTX 2080/8GBを搭載。メモリは32GBまで、ストレージは1TBまで拡張可能。OSはWindows 10 Pro 64bit版だ。HPによると、先代より性能は30%、グラフィックス性能は25%向上したという。重さはメモリやバッテリー構成などにもよるが、2.5〜4.7キロ。先代より数百グラム軽くなっている。
関連記事
- Oculus QuestとRift Sが予約開始
Oculus VRのVR HMD新製品が発表された。Oculus Questは待望のルームスケールスタンドアロン製品だ。 - HTCのスタンドアロンVR「VIVE Focus」、アップデートで通話や外界モード機能追加
HTCの独自プラットフォーム搭載のスタンドアロンVRヘッドセット「VIVE Focus」が、バージョン2.0のシステムアップデートで、テキストメッセージや電話の着信を受けられる機能や、フロントカメラで外界を見る機能などが追加された。 - 体に背負う「バックパック型PC」は何に使う?
メーカーの中の人だからこそ知っている“PCづくりの裏話”を明かすこの連載。今回は最近見掛けるようになった「バックパック型PC」を紹介します。 - VRのケーブル問題を解決する背負式ゲームPC、MSIが発表
VR ReadyなPCは現在ほとんどがデスクトップタイプで、VR HMDとケーブルで接続すると動きを制限されてしまう。この問題を解決できそうな背負えるVR Ready PC「Backpack PC」をMSIがCOMPUTEXで披露する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.