Google、オリジナルタブレットから撤退し、Chrome OSではノートPC「Pixelbook」に専念
Googleが、「Pixel Slate」を最後にオリジナルタブレットから撤退すると、Computerworldに語った。今後はノートPC型にフォーカスし、年内に「Pixelbook」の新モデルを発表する可能性をほのめかした。
米Googleは、「Pixel Slate」を最後にオリジナルタブレットから撤退する。米Computerworldが6月20日(現地時間)、Googleの広報担当者に確認したとしてそう報じた。Chrome OS搭載のオリジナルハードウェアは、ノートPC型のChromebook、「Pixelbook」にフォーカスするという。
Googleは、2015年にAndroid搭載タブレット「Pixel C」を、2018年にChrome OS搭載タブレット「Pixel Slate」を発売したが、その後タブレット型の新モデルを発表していない。
同社の広報担当者はComputerworldに対し、新たなタブレットを開発していたが、19日に開発停止を決定したと語った。同社は、2モデルの来年立ち上げを目指していたが、Googleの品質基準に届かないため停止したと米Business Insiderに語った。
Chrome OS搭載タブレットチームのメンバーのほとんどは、Chromebookチームに編入される。Chrome OSチームは今後も、ノートPCおよびタブレット向けOS開発を続ける。
Googleの広報担当者は、年内にPixelbookの新モデルが登場する可能性が高いと語った。次期ノートPC型Pixelbookはコードネーム「Atlas」の下で開発されていると以前からうわさになっている。
同社が毎年10月に開催しているハードウェア発表イベント「Made by Google」で、この新しいPixelbookが発表されるのかもしれない。
なお、Pixel SlateもPixelbookも、今のところ日本では販売されていない。
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