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Google、「パスワードチェックアップ」を「Googleアカウント」の機能として追加
Googleが、「Googleアカウント」の新機能「パスワードチェックアップ」を発表した。Googleアカウントに保存している各種サービスのパスワードの安全性を確認し、問題のあるパスワードの変更を促す。2月にChromeの拡張機能として提供したものだ。
米Googleは10月2日(現地時間)、2月にChromeブラウザの拡張機能として発表したセキュリティ機能「Password Checkup(日本では「パスワードチェックアップ)」を、「Googleアカウント」の「セキュリティ診断」の1機能として組み込んだと発表した。
Googleアカウント版のパスワードチェックアップは、Googleアカウントに保存したパスワードが安全かどうかをチェックする機能。不正使用のリスクがあるパスワードや、使い回しているパスワードをGoogleがチェックし、修正を促す。
上の画面で右端の下向き「>」をクリックすると、問題のあるアカウントが表示され、「パスワードを変更」をクリックすると各サービスのパスワード変更ページが表示される。ただし、以下の画像のApple.comとiCloud.comのように、同じアカウントでログインしているサービスもカウントされている。
Googleはまた、現在拡張機能として提供しているChromeのパスワードチェックアップ機能を、将来のChromceのバージョンアップでブラウザの機能として組み込む計画も発表した。
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