ボーズのスマートサングラス「BOSE FRAMES」国内で発売 税別2万5000円
ボーズは、ワイヤレスヘッドフォンとして使えるサングラス「BOSE FRAMES」を国内で発売した。価格は2万5000円(税別)。オーディオAR(拡張現実)技術にも対応。
ボーズは10月3日、ワイヤレスヘッドフォンとして使えるサングラス「BOSE FRAMES」を国内で発売した。価格は2万5000円で、カラーはマットブラックのみ。オプションの交換用レンズは偏光タイプが3500円、非偏光タイプが2500円(すべて税別)。
一見するとスクエアタイプのクラシックなフォルムを持つサングラスだが、左右のつるの部分に極小のスピーカーやBlueototh通信機能、バッテリーなどを詰め込み、オープンタイプのワイヤレスヘッドフォンとして使える。重さは45グラムだ。
右側のつるには小さなマイクとマルチファンクションボタンがあり、音楽の再生操作やモバイルデバイスとのペアリング、AIアシスタントの起動などが行える。スマートフォン接続時に使えるAIアシスタントはSiriとGoogleアシスタント。バッテリー駆動時間は、音楽再生で連続最大3.5時間、待機時は最大12時間。
米Boseが昨年末に発表したオーディオAR(拡張現実)プラットフォーム「Bose AR」にも対応する。Bose ARは、モバイルデバイスのGPSや9軸ヘッドモーションセンサーから取得した情報でユーザーの位置や向きを検知して音声情報を提供する。例えば空港なら出発ゲートの位置を音声で説明したり、歴史上の人物の銅像の前に立つとその人物の有名なスピーチを再生したりできる。また音楽ライブや環境音でその場にいるような臨場感を楽しめるARコンテンツも用意した。
米Boseでディレクターを務めるメフール・トリヴェディ氏は、「BOSE FRAMESは、魔法のようなサングラスである一方、実用的でもあります。電源を入れるとヘッドフォンのように瞬時にスマホに接続し、電話帳やインターネット、そしてあらゆる音声コンテンツへ接続します」と話している。
関連記事
- Amazon、無線イヤフォン「Echo Buds」や新型「Echo Dot」など15の新ハードウェア発表
Amazonが本社キャンパスで発表イベントを開催し、Alexa搭載無線イヤフォンやメガネ型端末、「Echo」と「Echo Dot」の新モデル、ハイエンドの「Echo Studio」、Alexa対応オーブンレンジなど15の新製品を発表した。 - 通話や音声操作をスムーズにするヘッドフォン、ボーズが発売
- ボーズの「音のAR」を日本で体験した
米Boseが開発した“音のAR”こと「Bose AR」。サングラス型ウェアラブルデバイス「Bose Frames」や新しいノイズキャンセリングヘッドフォンは日本未発売だが、実は国内でも手に入る対応機器があった。 - BoseのオーディオARサングラス「Frames」、200ドルで1月発売へ
Boseが“オーディオAR”サングラス「Frames」を2019年1月に米国で発売する。199.95ドル(約2万2500円)で、AndroidおよびiOS端末とBluetoothで接続し、音声アシスタントで操作できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.