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Google、ダンボールHMD「Cardboard」のSDKをオープンソース化
10月にVR HMD「Daydream View」を終了したGoogleが、段ボールゴーグルにスマートフォンをセットするタイプのVR HMD「Cardboard」の開発関連ツール一式をオープンソース化した。
米Googleは11月6日(現地時間)、ダンボールHMD「Cardboard」のSDKをオープンソース化したと発表した。GitHubで公開した。
Googleは、2014年のGoogle I/OでCardboardを発表した。段ボールで組み立てたゴーグルにAndroidスマートフォンあるいはiPhoneをセットすることで、VRを楽しめるというもの。そもそもはGoogleの従業員が20%の自由時間に立ち上げたもので、ゴーグルの組み立て方とGoogle VRのSDKなどは既にオープンソース化されていた。
今回オープンソース化するのは、iOSおよびAndroid用Cardboardアプリを開発するためのライブラリ。ヘッドトラッキングや入力処理のためのAPI、Andrdoid QRのコードライブラリも含まれる。
Googleは、10月、スマートフォンをセットするタイプのVR HMD「Daydream View」の開発を終了すると発表した。
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