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Chromeアプリ、Windows、Mac、Linux向けは2020年12月にサポート終了
Googleが、2013年から提供してきた「Chromeアプリ」のサポート完全終了までのスケジュールを発表した。今年12月にはWindows、Mac、Linux版が終了し、Chrome OS版も2022年6月に終了する。
米Googleは1月15日(現地時間)、「Chromeアプリ」のサポート完全終了までのスケジュールを発表した。Windows、Mac、Linux向けは今年12月に、Chrome OS向けは2022年6月にサポートを終了する。
Chromeアプリは、HTML5、CSS、JavaScriptなどのWeb技術で開発されたアプリで、オンラインサービスをデスクトップアプリのように使えるのが特徴だ。Chromeアプリストアで提供しているが、Windows、Mac、Linux向けは既に店頭にはない。
2013年からChromeブラウザおよびChrome OS向けに提供していたが、2016年に、Chrome OS向け以外のChromeアプリは2018年までにサポートを終了すると告知した。
完全終了までの主なスケジュールは以下のとおり。
- 2020年3月:Chromeウェブストアでの新アプリ受け入れ停止
- 2020年6月:Chrome EnterpriseとChrome Education Upgrade以外のWindows、Mac、Linuxでのサポート終了
- 2020年12月:Chrome EnterpriseとChrome Education UpgradeのWindows、Mac、Linuxでのサポート終了
- 2021年6月:NaCl、PNaCl、PPAPI APIのサポート終了
- 2021年6月:Chrome Enterprise Upgrade以外のChrome OSでのサポート終了
- 2022年6月:すべてのChrome OSでのサポート終了
Chrome OS向けは当初サポート終了の対象外としていたが、その後AndroidアプリがChrome OSに対応したことなどから、計画を変更したもよう。
なお、GoogleはChromeの拡張機能は今後もサポートしていくとしている。
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