ハリウッドレベル超短編配信サービス「Quibi」、広告ありは月額5ドル、広告なしは8ドルに
米動画界の重鎮ジェフリー・カッツェンバーグ氏が立ち上げた新興企業Quibiが、4月6日に超短編動画配信サービスをスタートする。広告なしなら月額8ドル(約840円)で、1エピソード約10分のドラマやリアリティショーをスマートフォンで視聴できる。
米新興企業Quibiは3月6日(現地時間)、超短編動画配信サービス「Quibi」を4月6日に米国で提供開始すると発表した。サブスクリプション料金は、広告付きは月額4.99ドル(約525円)、広告なしは月額7.99ドル。
Quibiは、米The Walt Disney Studiosの元会長、ジェフリー・カッツェンバーグ氏が立ち上げ、米HPEの元CEO、メグ・ホイットマン氏がCEOを務める米新興企業。スマートフォンでの視聴を前提にした「最高品質のハリウッドスタイルの作品を10分以内の“bite-sized”(一口サイズ)のフォーマットでスマートフォン向けに提供するサービス。
既にiOSおよびAndroidアプリが公開されている(日本では未公開)。サインアップして2週間は無料で試せる。
立ち上げ段階で、175の番組を8500本の「Quick Bite」(10分前後の動画)で提供する。出演者は、ジェニファー・ロペス、チャンス・ザ・ラッパー、ソフィー・ターナー、ニコール・リッチー、リース・ウィザースプーンなど。毎日何かしらの新エピソードが配信される。Wi-Fiでダウンロードしておき、後でオフラインで視聴することも可能。
米メディアによると、スティーブン・スピルバーグ監督のホラー番組「Spielberg's After Dark」などのドラマ、ゲーム番組、料理番組、ニュース、リアリティショーなど様々なジャンルの番組が楽しめる見込みだ。
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