Googleのビデオチャット「Duo」に「ファミリーモード」やWebでのグループ通話機能を追加
Googleのビデオチャットアプリ「Duo」も、Webブラウザでグループチャットに招待できるようになる。これまで携帯番号が必要だったが、Googleアカウントだけで参加できるようになる。
米Googleは5月8日(現地時間)、ビデオチャットアプリ「Google Duo」(以下「Duo」)にWebでのグループ通話とリンク共有の機能や「ファミリーモード」などの新機能を追加すると発表した。
Duoは、Googleが2016年にメッセージングアプリ「Allo」(昨年3月に提供終了)と共に公開したシンプルなビデオチャットアプリ。iOS版、Webアプリ版、Nest Hub Max版もあり、GoogleのPixelシリーズにはプリインストールされている。
参加に携帯電話番号が不要になり、人数は32人までに増加(プレビュー)
現在、Duoでのチャットは連絡先に携帯番号付きで登録してある相手しか招待できない(Nest Hub Max以外の場合)が、間もなくGoogleアカウントを持つ相手に一意のリンクを送るだけでグループチャットに招待できるようになる。Google Meetの無料版と似た仕組みだ。この機能は同日からChromeブラウザ版でプレビューが始まる。
また、グループチャットに参加できる人数が先月12人に増えたが、向こう数週間中にさらに増やす(米9TO5Googleによると32人)計画だ。Duoはリリース当初、その名称のように1対1のビデオチャット専用アプリだったが、段階的にグループチャットアプリに移行している。
落書きを見せたりマスクやエフェクトを追加できる「ファミリーモード」
「ファミリーモード」はチャットしながら画面上の仮想キャンパスに落書きして見せたり、ネコ耳や宇宙飛行士のマスクを付けたりする機能。既に使えるようになっている。
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利用するには、GoogleアカウントでDuoにログインする必要がある。
利用方法は、ビデオチャットを開始し、メニューアイコン→「Family」をタップする。画面に「エフェクト」と「Doodle(落書き)」の2つのボタンが表示されるので、それぞれをタップするだけだ。
ファミリーモード中は、子どもが画面を触って誤ってミュートしてしまったり、通話を切ってしまったりしないよう、基本操作ボタンが非表示になる。
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