GAFAの4CEO、下院独禁法小委員会の公聴会に召喚
米下院独占禁止法小委員会が7月27日に開く公聴会に、GoogleのピチャイCEO、AppleのクックCEO、FacebookのザッカーバーグCEO、AmazonのベゾスCEOを召喚した。
米下院独占禁止法小委員会は7月6日(現地時間)、7月27日に公聴会「Online Platforms and Market Power, Part 6: Examining the Dominance of Amazon, Facebook, Google and Apple(オンラインプラットフォームと市場の支配力 Part 6:Amazon、Facebook、Google、Appleの優位性を検証する)」を開き、Google、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)のCEOを召喚すると発表した。
同委員会は昨年6月からプラットフォーム大手の優位性と独禁法についての調査を続けており、「この調査を完了するには、CEOの証言が不可欠だ」としている。
証人として指名されたのは、Googleのスンダー・ピチャイCEO、Appleのティム・クックCEO、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO、Amazonのジェフ・ベゾスCEOの4人。ベゾス氏以外はそれぞれ過去に何度か公聴会に出席しているが、4人揃うのはこれが初めてだ。
ただし、新型コロナウイルス感染症への配慮により、原則バーチャルでの出席が許されるので、4人が並ぶことにはならないようだ。
4社(とMicrosoft)に対しては2月、米連邦取引委員会(FTC)が独禁法関連の調査目的で情報の提供を要求した。
公聴会は日本時間の28日午前1時から公式YouTubeチャンネルでライブ配信される見込み。
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