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「Facebook Messenger」の転送先、1度に5人までに 偽情報拡散抑制で
Facebookが、虚偽情報の拡散を抑制する目的で、「Facebook Messenger」で1度にコンテンツを転送できる宛先を5人(5グループ)までに制限した。日本を含む世界で有効になる。
米Facebookは9月3日(現地時間)、メッセージングサービス「Facebook Messenger」でのメッセージの転送先を、1件当たり5人あるいは5グループまでに制限すると発表した。本番までに2カ月を切った米大統領選に関連する対策の一環だが、この機能は世界で有効になる。
Facebookは、「転送を制限することは、現実世界にとって害になる可能性のある口コミや有害コンテンツの拡散を遅らせる効果的な方法」だとしている。
FacebookアプリやFacebook Messengerでリンクや画像を転送するには、投稿の「共有」をタップ(クリック)すると表示される友達一覧の右端の「送信」ボタンをタップする。従来は無制限にタップできたが、ボタンを5つタップすると、他のボタンはグレイ表示になり、選択できなくなる。
米国以外でもこの機能を有効にするのは、新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミックで、選挙に無関係でも誤情報の拡散が人々の安全にとってのリスクになると判断したため。
同社は米国ではこの他、大統領選本番の1週間前から新たな政治広告を掲載しないことや、ニュースフィードのトップに選挙関連情報をまとめた「Voting Information Center(投票情報センター)」を設置することなど、様々な対策を発表した。
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