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Facebook、米大統領選投票終了後に関連広告一時停止へ Googleに続き
Facebookが、米大統領選当日の混乱を避けるため、投票終了後は一時的に関連広告を停止する。同様の方針をGoogleは9月中に発表している。Facebookはまた、当選者確定前に候補者やその政党が勝利宣言を投稿した場合、ラベルを付ける計画だ。
米Facebookは10月7日(現地時間)、米大統領選の投票日である11月3日以降、関連広告の掲載を一時的に停止すると発表した。コロナ禍で郵便投票が増加したことなどにより、結果が出るまでに時間がかかる可能性があり、その間に誤った情報が拡散するのを防ぐためとしている。
米Googleは9月中に同様の方針を明らかにしている。なお、米Twitterは昨年11月の時点ですべての政治広告を禁止している。
停止期間は未定。解除の際には広告主に通知する計画だ。
また、選挙管理委員や(対立する候補者を支持する)有権者を脅したり、投票所での組織的な干渉を呼びかけるような投稿はすべて削除する。
この他、投票結果が正式に発表される前に候補者や政党が時期尚早の勝利宣言を投稿した場合、その投稿に「まだ開票中」というラベルを付ける。
同社は9月にも、大統領選対策を幾つか発表している。6日に発表したQAnon対策も大統領選対策の一環とみることもできる。同社は前回(2016年)の大統領選で、Facebook上の虚偽情報が選挙結果に影響を与えたとして批判された。
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