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Twitterのリツイート制限、きょうから 米大統領選デマ防止で「引用RT」を標準に
米Twitterが全世界で、11月の米大統領選に向け一時的にリツイート機能の仕様を変更した。大統領選に関する安易な拡散を防ぐため「引用RT」の使用を促す。
米Twitterは10月20日(日本時間21日)から全世界で、11月の米大統領選に向け一時的にリツイート(RT)機能の仕様を変更した。ユーザーのコメントを添えてRTする「引用RT」の使用を促す。
引用RTの画面でコメントを入力しなければ通常のRTもできる。投稿を拡散する際の手順を増やし、米大統領選に関する安易なRTを防ぐ目的がある。11月3日の大統領戦後もしばらくは継続するとしている。
影響力を持つユーザーのツイートについて、システムが「誤解を招く」と判断してラベルを付けた場合は、警告文をタップしないとツイートが表示されない仕組みにする。ユーザーは「いいね」や通常のリツイート、リプライができず、引用RTのみできる。
「誤解を招く」ラベルが付いた一般ユーザーのツイートには警告を表示するが、いいねやリツイートなどの制限は行わない。
引用リツイートの推奨に加え、期間中はフォローしていないユーザーがいいねしたツイートをタイムラインに表示しない措置もとる。「いいねが(内容を)しっかり考慮した上で行われているとは限らないため」(Twitter Japan)としている。
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