ニュース
KDDI、楽天モバイル向けローミングを東京・大阪・奈良の大半で終了へ【追記あり】
KDDIが楽天モバイルへのローミングサービスを、東京都、大阪府、奈良県の大半で順次終了する。
KDDIは10月22日、楽天モバイルへのローミングサービスを一部エリアで終了すると発表した。同日から小笠原諸島などの一部町村を除く東京都全域の他、島本町を除く大阪府、山添村や曽爾村などを除く奈良県の全域で順次終了する。
【編集履歴:2020年10月26日午後7時00分 KDDIへの追加取材により、ローミングサービスの提供エリアマップについて追記しました。】
KDDIはローミングサービスの提供エリアをマップで公開。近く終了するエリアを黄色で表示しているが、ピンク色のエリアも「楽天と協議しながら順次終了していく」(同社)としている。
楽天モバイルは同社の基地局の設置状況に応じて、自社ネットワークでカバーしきれないエリアではKDDIのローミングを利用。自社の基地局による人口カバー率が70%を上回った時点で、KDDIからのローミング提供を終了する契約を結んでいる。
関連記事
- 楽天モバイル、基地局設置は「5年前倒しで進行」 21年夏には人口カバー率96%目指す
楽天モバイルは、2021年夏ごろに基地局を2万7397局を設置できる見込み。三木谷社長は進捗(しんちょく)について「5年前倒しで進んでいる」としている。 - 楽天モバイル、スマホ「Rakuten Mini」を1円で販売 容量無制限回線の1年間無料も継続中 “バラマキ”キャンペーンに踏み切った理由
楽天モバイルは、同社のオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」を1円で販売するキャンペーンを始めた。同社のMNO回線「Rakuten UN-LIMIT」を契約することが条件だが、同回線の1年間無料キャンペーンも継続。バラマキともいえるキャンペーンを始めた理由は。 - 「楽天の通信量アップは寝耳に水」「競合として対抗」 KDDI高橋社長、楽天へのライバル意識あらわに
KDDIが決算会見を開催。高橋誠社長が登壇し、ローミングで支援する楽天の動きについて「(通信量アップは)寝耳に水」などとコメントした。今後は「UQ mobile」事業を運営子会社から取得し、体制を強化する。 - 「総務省のガイドラインを順守している」 楽天モバイル、スマホ販売で2万円相当を超えるポイント還元施策
楽天モバイルが、対象のスマートフォンと通信プランをセットで申し込んだ人に合計で最大2万6300円相当のポイント還元を行うキャンペーンを始めた。今回のキャンペーンは総務省のガイドラインに沿って実施するとしている。 - 楽天モバイル、「分割払い」を誤って「一括」で処理 原因はクレジットカード決済システムの不具合
楽天モバイルが、携帯電話を分割払いで購入した一部の客に対し、誤って一括払いで販売していたと明らかにした。クレジットカード決済のシステムの不具合が原因で、現在は修正済みだという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.