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通訳デバイス「ポケトーク」、翻訳エンジンに「DeepL翻訳」採用
ソースネクストが通訳デバイス「ポケトーク」の翻訳エンジンに、ディープラーニングを活用した「DeepL翻訳」を採用する。
ソースネクストは11月10日、通訳デバイス「POCKETALK W」「POCKETALK S」「POCKETALK S Plus」(以下、ポケトーク)の翻訳エンジンにディープラーニングを活用した「DeepL翻訳」を採用すると発表した。新しい言語や、DeepL翻訳を含む新機能を追加したソフトウェアアップデートを11日から順次配信する。
DeepL翻訳は独スタートアップのDeepLが開発した翻訳サービス。2017年に公開し、20年3月には日本語に対応した。ポケトークの翻訳エンジンの一部にDeepL翻訳を採用することで、以前に比べて翻訳の精度が向上するという。
ポケトークは、音声入力した言葉を通訳できるデバイス。クラウド上の翻訳エンジンとAIを活用し、58の言語をテキストと音声、24言語をテキストに翻訳可能。Wi-Fiか4G LTEでネット接続して使う。
今回のソフトウェアアップデートでは、対応言語にアルバニア語やボスニア語、英語をゆっくり発話する「英語(ゆっくり)」などを追加する他、発音練習の機能やハンズフリーの翻訳機能などに対応する。
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