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Amazon、アーリントンの第2本社の巻き貝のようなビルデザインを披露
Amazonは、ワシントン州アーリントンに建設中の第2本社ビルの第2フェース設計案を発表した。特徴的なのは二重らせんを模した巻き貝のようなビル。本社の球体ビル同様、緑が豊富で一般向けツアーも予定している。
米Amazon.comは2月2日(現地時間)、2018年11月に決定したワシントン州アーリントンの第2本社建設の、第2フェーズ設計案を発表した。
コロナ禍で多くの従業員が在宅勤務になっているものの、「アーリントン本社は長期的な投資であると考えており、今後10年間で2万5000人の雇用を創出し、25億ドルをアーリントンに投資することに引き続き取り組んでいる」としている。
設計案で目を引くのは、らせん状のビル「The Helix」だ。シアトルの本社にある球形の「The Sphere」は自然とつながる「バイオフィリア」という概念にインスパイアされたものだが、The HelixはDNA、貝殻、松ぼっくりなどの二重らせんの美しさを表すという。The Sphere同様に豊富な植栽で満たされ、公開ツアーも提供の予定だ。
第2本社キャンパス全体は「PenPlace」と名付けられ、近隣住民のための広大なオープンスペースも備える。オープンスペースには、小売店やレストラン、子供ケアセンター、ドッグラン、公園、円形劇場まであり、自転車レーンと遊歩道での散歩も楽しめる。
本社のビルの電力は、バージニア州南部にあるソーラーファームからの100%再生可能エネルギーで賄う。これは、2040年までにネットゼロカーボンになるという同社の「Climate Pledge」と一致するものだとしている。
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