ニュース
メルカリがブロックチェーン事業に参入 新会社「メルコイン」設立
メルカリが、暗号資産やブロックチェーン事業を手掛ける新会社「メルコイン」を設立する。フリマアプリの売上金をビットコインで受け取れる機能などを開発するという。
メルカリは4月2日、暗号資産やブロックチェーン事業を手掛ける完全子会社「メルコイン」を4月下旬に設立すると発表した。資本金は5000万円。
新会社では、フリマアプリ「メルカリ」の売上金をビットコインで受け取れる機能や、モバイル決済サービス「メルペイ」上で暗号資産を運用できる金融サービスを開発する。NFT(ノンファンジブルトークン)を活用したサービスの開発に取り組む。
NFTは「代替不可能なトークン」を指す言葉。ブロックチェーン技術を使ったデジタルトークンで、デジタルアートやデジタルアイテムといった作品・商品の所有権を売買するときなどに使われる。
メルカリは今後、新会社を暗号資産交換業者として金融庁に申請するとしている。
関連記事
- メルカリが新子会社「ソウゾウ」を設立 フリマアプリ、QR決済などに次ぐ新規事業を開発へ
メルカリは12月17日、新規事業の開発などを担う子会社「ソウゾウ」(東京都港区)を2021年1月28日に設立すると発表した。資本金は1億円で、出資比率はメルカリが100%。 - メルカリ、2Q累計で増収増益 コロナ禍で抑制していた投資は再開へ
メルカリの2021年6月期第2四半期累計(2020年7月〜2021年12月)の連結決算は、売上高が前年同期比46%増の482億円、営業損益が13億7000万円の黒字(前年同期は138億8900万円の赤字)、最終損益が41億1100万円の黒字(同140億9800万円の赤字)と増収増益だった。 - メルペイがバーチャルカード発行 Mastercardブランドでオンライン専用
メルペイが、モバイル決済サービス「メルペイ」にMastercardのオンライン加盟店で使えるバーチャルカードの発行機能を追加。入会費や年会費は無料。 - メルカリ、高額出品のアラート機能を実装へ マスク、PS5など“悪質出品”に対抗 個人間取引の原則を策定
メルカリが、高額出品物に対して購入者へ注意喚起を行う機能を実装する。フリマアプリなど個人間取引の在り方を定めた原則も公開した。 - メルカリ、ユニクロ製品の転売対策に本腰 ファーストリテイリングと発売時期などを共有
メルカリと「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと包括連携協定を締結。新商品の発売時期などを事前に共有し、高額転売への対策に取り組む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.