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note、DM機能を搭載へ 個別に報酬を支払える仕組みも
noteが、DM機能の開発を発表した。ユーザーとクリエイターの交流や、企業からクリエイターへの仕事の依頼といった用途を見込む。
コンテンツ配信サービス「note」を提供するnoteは4月7日、DM(ダイレクトメッセージ)機能の開発を発表した。一般ユーザーとクリエイターの交流や、企業からクリエイターへの仕事の依頼といった用途を見込む。深津貴之CXOは「今後1〜2年で提供したい」としている。
将来はnoteのDM内で、報酬の支払いができる機能も搭載する計画という。中傷やトラブルを抑止する方法として、作成から48時間が経過した、もしくは記事を数本投稿したアカウントでないとDMを送受信できない仕組みも検討している。
DMに先駆け、秋までに記事の編集機能をアップデートすることも発表。記事上で取り消し線や箇条書きが使えるようにする。ユーザーが自分のページのレイアウトを編集できる機能も開発しており、今後1〜2年での提供を検討している。
noteではこれまで、全ユーザー共通のレイアウトのページでしかコンテンツを配信できなかった。深津CXOは「イラストレーターであれば文章より絵を大きく並べる、オウンドメディアであれば新着記事を目立たせることができる」としている。
noteは、テキストや写真、イラストなどをブログのように投稿できるサービス。ユーザー数は2021年3月時点で約380万人という。加藤貞顕CEOは「(新機能で)クリエイターが住みよい場所を作り、(ビジネスの)チャンスを増やすことで、彼らが滞在する場所として成長することを目指す」としている。
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