Clubhouse、ようやくAndroid版(β)をまずは米国で公開
ソーシャル音声プラットフォーム「Clubhouse」のAndroidアプリ(β)がまずは米国でリリースされた。日本からもGoogle Playストアで「事前登録」できる。招待制はまだ続いている。
ソーシャル音声プラットフォームの「Clubhouse」を運営する米Alpha Explorationは5月9日(現地時間)、Androidアプリのβ版をまずは米国でリリースしたと発表した。向こう数週間かけて、他の地域に展開していく計画だ。日本でもGoogle PlayストアのClubhouseのページから事前登録は可能になっている。登録しておくと、利用可能になった際に通知が来る。
Androidアプリは、コミュニティからの最大のリクエストだったという。iOSアプリの公式版は昨年3月に公開されている。Android版公開にこれだけ時間がかかったのは、ユーザーの急増でシステムに負荷がかかりすぎ、(Android版開発よりも)インフラ整備に重点を置かざるを得なかったからという。Androidユーザー向けのQ&Aページも開設された。
Clubhouseへの参加はまだ招待制のままだ。「成長を測定し続けるための取り組みの一環」として、招待制を続け、今夏にかけてまず現在順番待ちリストに登録されている数百万人のiOSユーザーを迎え入れ始めるとしている。「Androidユーザーの皆さんには、今しばらくお待ちいただけるようお願いします」。
Cloubhouseは今年1月に増資したころに急に一般ユーザーの間で人気になり、Twitter、Facebook、Reddit、Discordなどが類似サービスをリリース(一部まだ準備中)している。Twitterの「Spaces」は既にiOSおよびAndrodアプリで利用可能だ。
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