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Juneteenth(6月19日)、米連邦祝日に ジョージ・フロイド氏の死から1年
昨年の#BLM運動の高まりでTwitterやUberなどが企業の休日とした米国の奴隷解放記念日「Juneteenth」(6月19日)が、米国の連邦祝日に制定された。17日にジョー・バイデン大統領が法案に署名した。
ジョー・バイデン米大統領は6月17日(現地時間)、米国の奴隷解放記念日「Juneteenth」(6月19日)を米国の連邦祝日にする法案に署名した。
Juneteenthは、1863年1月1日にリンカーン大統領が奴隷解放宣言に署名した後、最後まで抵抗していたテキサス州が1865年6月19日に奴隷解放を実施したことを記念した日。祝日とする州もあったが、昨年、黒人のジョージ・フロイド氏が警官の暴行により亡くなった事件を受けて高まった「#BLM(Black Lives Matter)」運動が連邦祝日にする契機になった。
昨年は米Twitterなど多数の企業が休日とした。
バイデン氏は署名に当たり、「この国のすべての人々の平等の約束が果たされるまで、われわれは休むことはできない。それが私にとってのJuneteenthの意味だ」と語った。
Juneteenthは連邦政府が認めた11番めの祝日。キング牧師記念日(1月の第3月曜日)制定から約40年ぶりだ。
米Googleが記念日に検索ページのロゴを変える「Google Doodle」も米国版はJuneteenthを祝うものに変わっている。
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