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DeNAが2Dアバター配信アプリ会社を150億円で買収 「ライブ配信事業で新ジャンルに挑戦」
DeNAは、ライブ配信アプリ「IRIAM」を提供するIRIAM社を完全子会社化すると発表した。親会社のZIZAIから株式を約150億円で追加取得する。譲渡の予定日は8月1日。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は7月2日、2Dアバターを活用したライブ配信アプリ「IRIAM」を提供するIRIAM社(東京都渋谷区)を完全子会社化すると発表した。親会社のZIZAIから株式を約150億円で追加取得する。譲渡の予定日は8月1日。
IRIAMは2Dアバターを利用し、バーチャルなキャラクターになりきってライブ配信できるサービス。サービス開始は2018年10月で、21年6月にはPreferred Networksと協力して1枚のイラストから2Dモデルを生成できる機能も提供している。運営元のIRIAM社は20年8月にDeNAの出資を受け、同社の持分法適用会社になっていた。
DeNAはIRIAMを子会社化する理由について、ライブ配信サービス「PocoCha」をはじめとした「ライブストリーミング事業」の成長に向け、新たな市場やジャンルに挑戦するためとしている。ZIZAIの塚本大地CEOは譲渡益を今後の採用拡大や事業投資に活用するとしている。
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