Googleドライブにファイル共有したくない相手をブロックする機能
Googleドライブに、ファイルを共有したくない相手をブロックする機能が追加された。スパムを共有しようとする人をブロックしたり、関係が変化した相手とのファイル共有を停止したりできる。
米Googleは7月22日(現地時間)、Googleドライブの新機能として、ファイルを共有したくない相手をブロックする機能を追加したと発表した。向こう数週間で全ユーザーにロールアウトしていく。スパムや嫌がらせなどの迷惑行為対策の一環だ。
ブロックした相手はユーザーとファイルを共有できなくなる(ユーザーも相手と共有できなくなる)だけでなく、フォト、マップ、チャットなど他のGoogleサービスでのやりとりもできなくなる。
「Googleドライブの共有機能は生産性とコラボレーションを促進するが、悪意ある人に悪用される可能性もある」。悪用としては、スパムファイルを開かせることや、別れた交際相手による過去の写真の拡散などが考えられる。
ブロックすると、過去に自分がその相手と共有したファイルも共有されなくなる。
相手をブロックするには、Googleドライブで共有中のファイルを右クリックすると表示されるメニューで「<アカウント名>をブロック」をクリックし、表示されるウィンドウで「ブロック」をクリックする。
ブロックを解除することもできる。方法は、Googleドライブの右上のプロフィール画像をクリックし、「Googleアカウントを管理」→「情報共有と連絡先」→「ブロック中」を表示し、リストから解除したい相手の名前の横にある削除アイコン(×)をクリックする。
なお、職場や学校などでGoogleドライブを使っている場合、ドメイン内のユーザーをブロックすることはできない。
関連記事
- Googleドライブの「バックアップと同期」ユーザーは9月末終までに「パソコン版Googleドライブ」に移行する必要あり
Googleが「Googleドライブ」のファイル同期サービス「バックアップと同期」と「ドライブファイルストリーム」を統合し、「パソコン版Googleドライブ」とする。「バックアップと同期」には10月1日からログインできなくなる。移行方法についてはまもなく説明がある見込み。 - Google フォトの新規約、きょうから 容量超過2年でコンテンツ自動削除の対象に 前日にバックアップ“駆け込み勢”も
米Googleが提供する写真ストレージサービス「Google フォト」の、ストレージに関する規約が6月1日に更新された。無料の容量無制限バックアップは5月31日で終了し、6月1日以降、高画質とエクスプレス画質の写真データは、GmailやGoogle ドライブなどGoogleの他サービスと同様、Googleアカウントの保存容量にカウントされる。 - Google検索、いわれなき中傷の被害者を守るアルゴリズム変更
Googleが、個人を中傷する投稿を公開するWebサイトから被害者を守るため、検索アルゴリズムを変更した。削除リクエストのあったWebサイトの類似サイトの結果も表示しないようにする。 - GmailのスパムブロックにTensorFlowが活躍 1日1億件のスパムを削除中
Googleが、Gmailでは99.9%のスパム、フィッシング、マルウェアをブロックしており、機械学習システム「TensorFlow」の採用により、さらに1日当たり1億件のブロックが可能になったと説明した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.