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Twitter、「信頼できる情報」提供でReutersおよびAPと提携
Twitterが大手通信社Associated Pree(AP)およびReutersとの提携を発表した。プラットフォーム上での信頼できる情報の提供が目的。「情報がバイラルに拡散するよりも早く正しい情報をコンテキスト化するのに役立つ」としている。
米Twitterは8月2日(現地時間)、プラットフォーム上で信頼できる情報を提供する取り組みを拡大する目的で、大手通信社のAssociated Press(AP)およびReutersと提携すると発表した。「信頼できる情報を簡単に見つけられるようにすることを約束する」としている。
Twitterはプラットフォーム上の誤情報拡散を防ぐ対策を、特に2016年の米大統領選以降、強化してきた。新型コロナに関しても、明らかな誤情報のツイートは削除を要請したり、ラベルを付けたりしている。
事実が争われている場合や、Twitter内のキュレーションチームが判断に必要な専門知識がない場合、問題になっているテーマに関する確かな報告にアクセスできない場合などに、通信社との協力が重要になるとTwitterは説明する。
「何かがバイラルに拡散するまで待つのではなく、公の“会話”と同じペースあるいはそれよりも速いペースで、その話題をコンテキスト化していく」ことを目指す。
この提携は、まずは英語コンテンツでスタートする。対応言語や提供地域を拡大していく可能性はある。
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