「VR国勢調査」回答募集中 利用サービスからVR恋愛まで国際比較 スイスの“VTuber人類学者”主催
「VRChat」などソーシャルVRサービス利用者の実態を調査する初の大規模アンケート調査がスタート。よく使うサービスからVR内の恋愛事情まで、世界のユーザーから回答を集め、国や地域ごとの傾向の違いを分析する。
スイス・ジュネーブ大学の人類学者で、バーチャルYouTuber(VTuber)「Mila」としても活動するリュドミラ・ブレディキナさんが、「VRChat」などソーシャルVRサービス利用者の実態を調査する初の大規模アンケート調査「ソーシャルVR国勢調査2021」を、8月23日に始めた。よく使うサービスからVR内の恋愛事情まで、世界中から回答を集め、国や地域ごとの傾向の違いを分析・公開する。
調査は、日本語と英語に対応した専用ページで9月11日まで受け付けており、約5分で回答できる。初日だけで400件の回答が集まったという。
直近1年以内に、VRヘッドマウントディスプレイを着けて5回以上ソーシャルVRサービスを使った人が対象。「よく使うソーシャルVRサービス」「総プレイ時間」「アバターの見た目」など基本的な問いに加え、「ソーシャルVRで恋をしたことはあるか」「ファントムセンス(本来感じない触覚や匂いなどの疑似感覚/VR感覚)を感じたことはあるか」といった設問もある。
調査には、日本のVTuber「バーチャル美少女ねむ」が協力している。
ソーシャルVRのユーザーは、新型コロナウイルス感染症拡大後に急増したという。ブレディキナさんは、2020年4月から6月にも同様なアンケート調査を行っており、「新型コロナはVTuberを増やしたか?」というレポート動画をYouTubeに公開している。20年の調査は回答数81件だったが、今回は初日に400件の回答があったという。
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