ニュース
新幹線「のぞみ」でWeb会議が可能に テレワーク環境を整備、10月から
JR東海が、東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)「のぞみ」の一部車両にテレワーク環境を整備。Web会議なども可能な車両として、2021年10月から2022年3月末まで運行する。
JR東海は8月26日、東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)「のぞみ」の7号車を、テレワークが可能な「S Work車両」として10月から提供すると発表した。PCやモバイル端末で仕事でき、Web会議や通話なども周囲の乗客に配慮した上で行える。運行期間は2022年3月末まで。利用するにはネット予約が必要で、乗車の1カ月前から予約できる。
「ビジネスという同じ目的でご利用になるお客様同士、気兼ねなく仕事を進めていただくこと」(JR東海)を想定した車両。PCの打鍵音、携帯電話やWebミーティングの通話音など、「仕事を進める上で最低限の作業音」は客同士の許容のもとで許可するという。
合わせて10月以降、新型車両「N700S」を使ったのぞみの7号車と8号車には、従来の無料Wi-Fiの約2倍の通信容量を備えた、新しい無料Wi-Fiを導入する。PC用のACアダプターやUSB充電器などのビジネスサポートツールも無料で貸し出す。
さらに22年春以降、7〜8号車間のデッキ部分にあった喫煙ルームを改造し、打ち合わせなどに利用できるビジネスブースとして試験提供する予定。
関連記事
- 「東京〜新大阪」新幹線乗り放題+ホテル6泊7日で9万円〜 JR東海のワーケーションプラン
東海道新幹線(東京駅〜新大阪駅)に期間中何度でも乗り放題かつ、同一グループのホテルに泊まり放題になるワーケーションプランがJR東海から。 - JR東など5社、新幹線での公衆電話サービスを終了 全区間の通信エリア化受け
JR東日本など5社が、新幹線車内での公衆電話サービスを終了すると発表。各社が管轄する全ての新幹線路線で携帯電話を使った通話が可能になったためとしている。 - JR東、「みどりの窓口」7割削減へ Suica普及などでニーズ減る
JR東日本はICカード「Suica」の普及などでニーズが減少しているとして、2025年までに首都圏と地方の約7割の駅で「みどりの窓口」を廃止すると発表した。コロナ禍で収益が減少する中、設置駅を絞ることで経費を削減する。 - 「えきねっと」がUI刷新 JR東「この20年で最も大規模なリニューアルに挑戦」
JR東日本が、切符のネット予約サービス「えきねっと」のWeb版とスマートフォンアプリ版をリニューアルする。同社は「これからの時代を見据え、えきねっとはこの20年で最も大規模なリニューアルに挑戦する」としている。 - JR東、新幹線や特急列車の「文字ニュース」を廃止 スマホやタブレットの普及受け
JR東日本が、新幹線や特急列車の車内で2002年から提供している「文字ニュース」を終了すると発表。スマホやタブレット端末の普及が進み、乗客が自分で情報を収集できるようになったためという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.