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サイバード創業者のベンチャー破産 「心からのお詫びと挽回を誓う」
サイバード創業者の堀氏が2016年に創業したベンチャー企業が破産。「ご迷惑をおかけした皆様に心からのお詫びと挽回を誓う」
東京商工リサーチなどによると、サイバード創業者の堀 主知(ほり・かずとも)ロバート氏が2016年に創業した、アスリートのコンテンツ配信などを手掛けるベンチャー企業・Oceansが9月8日付で東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は調査中。
堀氏はサイバードの社長退任後の2016年にOceansを設立。「アスリートが生活に困らず、ちゃんと食べていける食って行ける世界をつくる一助になりたい」という思いで創業したという。
同社はファンや企業がアスリートを応援したり、金銭面でサポートできるプラットフォーム「KIZUNA-絆-」のアプリを2017年から運営していた。
堀主知氏は自身のFacebookで「僕は正しいと思い進めてきたやり方ですが、途中から様々な不正に行き当たり、正義を貫こうと出来る限り頑張ったのですが、無念にも志半ばで力尽きる形となりました」などと報告。「ご迷惑をおかけした皆様に心からのお詫びと挽回を誓う」と述べている。
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