SIerのクラスメソッド、AWSと戦略的提携 日本向けにクラウド移行、ITシステム内製化の促進を支援
AWSを用いたSIerとして知られるクラスメソッドが、米Amazon Web ServicesAWSとの戦略的提携を発表した。今回の提携で、AWSとの関係を強化し、新規ビジネスの開拓やハイスキルなAWSエンジニアの育成に取り組む。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「クラウドSIerのクラスメソッドがAWSと戦略的提携、国内企業向けにクラウド移行とITシステム内製化の促進を支援」(2021年10月5日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
クラウド、特にAWSを用いたSIerとして知られるクラスメソッドは、米Amazon Web Services(AWS)との戦略的提携を発表しました。
クラスメソッドは以前から国内でも数社しかいないAWSプレミアコンサルティングパートナーとして、AWSに関するコンサルティングや開発支援を提供してきた国内有数のクラウドSIerです。
今回の提携ではさらにAWSとの関係を強化し、AWSとクラスメソッドが共同でチームを組み、達成目標などを共有し、新規ビジネスの開拓やハイスキルなAWSエンジニアの育成に取り組むとしています。
クラスメソッドは、この協業によりITシステム内製化⽀援を中⼼とするサービス強化を図り、今後4年間で同社として100億円規模の新規ビジネス創出を⽬指すとのこと。
国内のAWSパートナーがAWSと戦略的提携をするのはNEC、富士通に続く3社目。
アマゾンウェブサービスジャパン代表取締役社長 長崎忠雄氏は今回の戦略的提携について、「パートナーさんがお客さまにもたらす価値を慎重に検討したうえで契約をしている。独自の要因、価値提案がないと結べないもの」と説明、クラスメソッドの技術力や情報発信力、これまでの顧客支援の実績などが評価されたことを示しました。
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