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“ネコミミ配膳ロボット”すかいらーくが導入 ガストやしゃぶ葉など約2000店に配備
すかいらーくホールディングスが、猫のような見た目が特徴の配膳ロボット「BellaBot」を導入し、2022年末までに「ガスト」「しゃぶ葉」など約2000店舗に配備する。感染症対策やスタッフの業務削減が目的という。
すかいらーくホールディングスは10月18日、猫のような見た目が特徴の配膳ロボット「BellaBot」を導入し、2022年末までに「ガスト」「しゃぶ葉」など約2000店舗に配備すると発表した。店員と客の接触を減らすことで感染症に対策する他、料理や飲み物の配膳を自動化し、スタッフの作業を削減するという。
BellaBotの紹介映像
BellaBotは中国Pudu Roboticsが開発。センサーで取得した周囲の状況を基に障害物を避けながら自走できる他、「今日はうれしいです、お先にどうぞ〜」といった音声を再生したり、機体の正面に搭載したモニターに表情のアニメーションを映し出したりして、客とコミュニケーションできる機能も搭載する。
まずは22年4月末までにしゃぶ葉全274店、ガスト約700店に展開。その後、22年末までにガストの残り約600店や、他の飲食店約400店に導入する。すかいらーくホールディングスはBellaBotを活用する背景について、21年8月にガストやしゃぶ葉の一部店舗で実験的に導入したところ、客からの評判が良かったため規模を拡大したとしている。
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