Twitter傘下のRevue、タイムラインからニュースレターを直接サブスクできるサービス開始
Twitterが1月に買収したRevueがツイートにニュースレターの購読ボタンを表示する機能を追加した。「購読する」をクリックするだけで直接そのニュースレターをサブスクリプションできる。Twitterによるクリエイター収益化の取り組みの一環だ。
米Twitter傘下のRevueは10月22日(現地時間)、ツイートの「購読する」ボタンをクリックすることでニュースレターを購読できるサービスを開始したと発表した。まずはWebアプリのみだが、間もなくモバイルアプリでも利用可能にする計画だ。Twitterによるクリエイター収益化の取り組みの一環だ。
Revueはニュースレター配信サービスを手掛けるオランダ企業。1月にTwitterが買収した。買収段階でTwitterはこの買収の目的を、クリエイターがフォロワーに有償でより長いコンテンツを提供できるようにすることとしていた。
Revueを使うニュースレター配信者がニュースレターのURLをツイートすると、そのツイートに自動的に「購読する」ボタンが表示される。
このボタンをクリックすると購読確認画面が表示され、「購読を確認」をクリックすれば購読手続きは完了だ。Twitterで使っているメールアドレスと別のアドレスで購読したい場合は購読ページに移動する必要がある。
購読者がニュースレターの記事のリンクをシェアし、それを他のTwitterユーザーがクリックすると、タイムラインに戻ったときに「購読する」ボタンが表示される。
Revueを使うニュースレター配信者は9月に自分のTwitterプロフィールでニュースレターを紹介できるようになっていたが、これまではTwitter経由でニュースレターを購読してもらうには、プロフィールを表示してもらう必要があった。
Revueのニュースレターの購読料は配信者が決められる。手数料は購読料の5%だ(詳細はヘルプを参照のこと)。
関連記事
- 「Twitter for Professionals」始動 個人でも使える収益化アカウント
Twitterは、ユーザー収益化の新機能「Twitter for Professionals」を発表した。Twitter広告、Quick Promote、Advanced Profile、ショッピングやニュースレターなどのモジュール」を使える。条件を満たせば個人でも利用可能だ。 - Twitter、ニュースレター配信のRevueを買収 クリエイターの収益化を支援
Twitterがニュースレター配信サービスを手掛けるRevueを買収した。TwitterとRevueがシームレスにつながることで、例えば多数のフォロワーを擁するクリエイターはRevueで長文のニュースレターを配信し、Twitter上で購読者を募ることができるようになる。 - Twitterの月額フォロワーサービス「Super Follows」、北米iOSユーザー向けで正式開始
Twitterがユーザー収益化サービス「Super Follows」を米国のiOSユーザーを対象に提供開始した。条件を満たすユーザーは「Super Follow」ボタンを設置し、サブスクユーザーだけが見られる有料コンテンツをツイートできる。 - Twitter、有料サービス立ち上げに向け広告非表示ツールのScrollを買収
サブスクサービスを構想中のTwitterが、広告を表示せずにメディアの記事を読めるようにするサービスを手掛けるScrollを買収する。1月に買収したRevueとともに、サブスクサービスの機能にする計画だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.