E2EEメッセージングアプリSignalのCEOが退任 暫定CEOにブライアン・アクトン氏
E2EEメッセージングアプリ「Signal」を提供するSignal Messengerのモクシー・マーリンスパイクCEOが退任すると発表した。現在後任を探している。暫定CEOはWhatsAppの共同創業者でSignalの会長を務めるブライアン・アクトン氏。
米Signal Messengerのモクシー・マーリンスパイクCEOは1月10日(現地時間)、2月にCEOを退任すると発表した。現在後任を探しており、WhatsAppの共同創業者でSignalの会長、ブライアン・アクトン氏が暫定CEOを務める。
2014年創設のSignal Messengerは、E2EE(エンドツーエンドの暗号化)メッセージングアプリ「Signal」を提供する非営利団体。ユーザーの個人情報を集めず、広告も有料サービスもなく、運営は寄付で成り立っている。MAU(月間アクティブユーザー数)は4000万人以上だ。
マーリンスパイク氏は公式ブログで、かつては1人で「すべてのAndroidとサーバのプログラムを書き、すべての開発を促進していた。深夜に雨の中、歩道に1人座り込んでノートPCでサービス低下の原因を解析していたこともある」が、現在は30人のチームに育ち、「優れたリーダーシップチームがある」ので、CEO交代は「Signalが成長するために重要なステップだと信じている」と語った。
同氏はCEO退任後も取締役としてSignalに関わっていくとしている。
同氏は7日、個人のWebサイトで「My first impressions of web3」というブログを公開し、話題を呼んだ。web3を理解するためにdAppを開発し、様々な実験をしているというものだ。
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