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ソフトバンクG、ビジョン・ファンドでCruiseに13.5億ドル追加出資
General Motors(GM)傘下の自動運転システム企業Cruiseは、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから13.5億ドルを調達すると発表した。サンフランシスコで開始した自動運転タクシーサービスの提供エリアを拡大していく狙いだ。
米General Motors(GM)傘下の自動運転システム企業Cruiseは2月1日(現地時間)、ソフトバンクグループの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」と、13.5億ドルの出資を受けることで合意したと発表した。同ファンドは2018年に同社に9億ドル出資している。
Cruiseは、この追加資本で世界クラスのチームを拡充し、自動運転技術をより多くのコミュニティに迅速に拡張していくとしている。
Cruiseは同日、米カリフォルニア州サンフランシスコの公道での自動運転タクシーサービスを一般向けに公開したことも発表した。
同日から公開の専用Webサイトから申し込むことで、今のところ無料で利用できる。車両はGMの電気自動車シボレー・ボルトの自動運転モデルだ。
公開された動画では、利用者が「誰もいないのにハンドルが動いていてちょっと不気味」「何件もバーをはしごしたよ」「バンプの前でスピードを落としたり、いい加減に駐車している大きなトラックをよけたりしてくれた」などの感想を語っている。
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