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国土地理院、福島県沖地震の地理空間情報を公開 空中写真や震源断層モデルなど
国土地理院は、16日に発生した福島県沖を震源とする地震に関する各種情報を公開した。地理院地図などから参照できる。
国土地理院は3月17日、16日に発生した福島県沖を震源とする地震に関する各種情報を公開した。地理院地図などから参照できる。
公開したのは3月17日に撮影した空中写真(斜め写真)、GEONET(GNSS連続観測システム)による地殻変動に関する情報など。電子基準点などのGNSS観測点で観測した地殻変動を元にした震源断層モデル(矩形断層一様すべり)や、地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」の観測データをSAR干渉解析した地殻変動の状況も含まれる。
空中写真は宮城福島沿岸地区を撮影した。地理院地図に表示されたアイコンを選択すると閲覧できる。
国土地理院は、政府の防災基本計画において航空機、無人航空機等による目視、撮影などにより情報収集を行うとともに、画像情報の利用による被害規模の把握を行うものとされている。
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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら。
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