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東電管内で4060軒が停電 「電力ひっ迫が原因ではない」
静岡県や神奈川県、埼玉県で合わせて4060軒が停電。ただし東電パワーグリッドは今回の電力需給ひっ迫とは関係ないとみている。
東京電力パワーグリッドの停電情報によると、3月22日の午後1時19分時点で静岡県や神奈川県、埼玉県で合わせて4060軒が停電している。ただし今回の電力需給ひっ迫とは関係ないとみられる。
東京電力パワーグリッドは「停電の詳細はまだ分かっていない」前置きしつつも、「需給ひっ迫が直接原因となった場合、より広範囲で停電が発生する。今回は天候や風などの影響により配電線が損傷したものとみている」と話した。
22日の東日本は朝から冷え込み、暖房などで電気の需要が増加。一方で16日に発生した福島県沖地震の影響で6基の火力発電所が停止中の上、天気が悪く太陽光発電の出力低下など悪条件が重なり電力需給がひっ迫している。
経済産業省の資源エネルギー庁は21日に初の「需給ひっ迫警報」を発令。電力供給の使用率ピーク時予備率が3%未満とぎりぎりになると予想される場合に発するもので、発出は今回が初めてだった。
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