ニュース
Googleマップで「ロシア軍施設の衛星画像が高精細になった」と話題 Google「ぼかしを加えたことない」
Twitterを中心に「Googleマップがロシア軍周辺施設の衛星写真の解像度制限を撤廃した」との話が話題なっている。これに対しGoogleは、解像度制限を課したことはないと否定した。
TwitterなどのSNSを中心に「Googleマップがロシア軍周辺施設の衛星写真の解像度制限を撤廃した」と話題だ。一方で、同サービスを手掛けるGoogleは「ぼかしを加えたことはない」とコメント。解像度の変更を否定している。
これは、ウクライナ軍を名乗るTwitterアカウントが、Googleマップが高解像度の衛星画像を公開したとツイート。「誰もがさまざまなロシアの発射装置、大陸間弾道ミサイル、司令部、秘密の施設をピクセルあたり約0.5mの解像度で見ることができる」としており、複数の海外メディアも衛星画像の高解像度化を報じた。
国内でも、高精細画像を元にロシア軍を分析しようとするユーザーが現れ始めており、「OSINT(オープンソースインテリジェンス:公開情報から目的の情報を分析する手法)ができるようになった」との声も複数上がっている。
この件についてGoogle広報部に確認したところ、「ロシアの衛星画像にぼかしを加えたことはない」(We haven’t made any blurring changes to our satellite imagery in Russia.)との返答があり、画像は何も変えていないとしている。
関連記事
- ウクライナの地表変化を衛星データで検出 Edafosが解析画像を公開 キーウ、ブチャも
Edafosは9日、自然災害の発生時に被災した場所を特定する技術を用い、ロシアが侵攻したウクライナのキーウ近郊で地表が変化した箇所を抽出した結果を公開した。 - キエフはキーウに ゼレンスキー大統領はTwitterで「感謝」
外務省は3月31日、ウクライナの首都の呼び方をこれまでの「キエフ」からウクライナ語に近い「キーウ」に変更すると発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領はTwitterで感謝の意を伝えている。 - SpaceX、ロシアRoscosmosが拒否した英OneWebの衛星打ち上げを請け負い
低軌道衛星通信も手掛けるSpaceXが、競合する英OneWebの衛星を年内に打ち上げる。OneWebはこれまで、ロシアRoscosmosのロケットで衛星を打ち上げてきたが、Roscosmosが新たな打ち上げを拒否したため。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.