イーロン・マスク氏、Twitterの株式公開買付による買収を検討 約6兆円の資金調達にめど
Twitterの株式の約9%を持つイーロン・マスク氏が、株式公開買付(Tender Offer)による買収を検討していることが明らかになった。米証券取引委員会に提出された文書で、Morgan Stanley Bankや三菱UFJなどから買収資金465億ドル(約6兆円)の融資の約束を取り付けたとしている。
米Teslaや米SpaceXのCEO、イーロン・マスク氏が米Twitterの株式公開買付(Tender Offer)による買収を検討していることが、米証券取引委員会(SEC)に提出された4月21日付の文書で明らかになった。
米Morgan Stanley Bankが主幹事となり、三菱UFJ銀行やみずほ銀行も含む金融企業が、マスク氏が運営するX Holdings IIIを支援し、同社は買収のための資金約465億ドル(約6兆円)を確保できるとしている。
マスク氏は13日、Twitterの発行済普通株式をすべて取得するための拘束力のない提案をTwitterに送ったが、15日、Twitterはポイズンピルの導入を宣言し、マスク氏の提案にはまだ応答していない。
SEC文書によると、マスク氏はTwitterからの応答がないことから、公開買付(株主から直接株式の一部または全部を購入する)を検討しているという。
同氏は、公開買付を実施するか、買収提案を勧めるために別の措置を講じるのかはまだ決定していないとしている。
マスク氏は17日には「Love Me Tender」(エルビス・プレスリーのヒット曲のタイトル)と、20日には「_______ is the Night」(スコット・フィッツジェラルドの小説のタイトル「Tender is the Night」(夜はやさし)とツイートし、テンダーオファーの意思をほのめかしていた。
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