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キヤノンの「小さい・軽い・安い」の三拍子そろったレンズは侮れない:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)
キヤノンの「EOS R」シリーズ用RFレンズが面白い。しれっと普通じゃないレンズを紛れ込ませてるのだ。
165gの16mm F2.8も登場
「安くて小さくて軽い」シリーズとして単焦点レンズもちょっと紹介したい。1つは一眼レフ時代からの定番中の定番である標準レンズの「RF 50mm F1.8 STM」。これはもう3万円台で重さは約160gという超軽量の標準レンズだ。
もう1つは定番どころかか「え、こんなんあり?」と思っちゃうユニークなレンズである「RF 16mm F2.8 STM」。
なんと16mmという超広角の小型軽量レンズなのだ。重さは約165gとめちゃ軽いのである。
しかも価格は4万1800円。
一眼レフ時代、20mmより広角な超広角レンズって大きくて価格もそれないに高くて、スナップ用として気軽に買うようなものじゃなかった。
でもこの「RF1 16mm F2.8 STM」は誰でも気軽に使える超軽量な超広角レンズなのである。超広角レンズをこの価格とサイズで楽しめるのはすごい。
しかも最短撮影距離は13cmとぐっと寄れるので、超広角ならではの遠近感の強い撮影も楽しめる。
確かに高価で大きいハイエンドのレンズに比べると性能面で劣るところはあるので、ガチで撮る人はガチのレンズを選べばいいのだけど、気軽に撮影を楽みたい、体力的にガチのシステムは無理、って人にミラーレス時代ならではのレンズとしておすすめしたいのだ。
キヤノンの一連の安くて軽いレンズたちは、長年一眼レフを手がけてきたメーカーなのに、あるいは手がけてきたメーカーならではの「一眼レフの時代とは違うのだよ」という声が聞こえてきそうで今後も注目なのである。
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