「メタバースを利用したことがある人」は5.1% 経験者の7割が男性 MMD調査
MMD研究所は、メタバース(仮想空間)に関する調査結果を発表した。メタバースの利用経験があると回答した人は、全体の5.1%。認知度は43.4%だったとしている。
MMD研究所は5月18日、メタバース(仮想空間)に関する調査結果を発表した。メタバースの利用経験があると回答した人は、全体の5.1%。認知度は43.4%だったとしている。18歳〜69歳の男女7255人を対象に、4月14〜26日の期間でインターネット調査を実施した。
メタバースの利用状況を聞いたところ、「全く知らない」が56.6%と最も多く、次に「言葉は聞いたことあるが、サービス名や内容は知らない」が19.5%、「サービス内容は知っているが、利用したことはない」が10.3%と続いた。
一方で、「現在も利用している」は3.7%、「過去に利用したことが有るが、現在は利用していない」が1.4%で、メタバースの利用経験者は合計5.1%。この結果をファネル構造でみると、「認知」は43.4%、「内容理解」は18.7%、「利用検討」は8.7%となった。
メタバース利用経験があると回答した367人の性年代比率を見ると、「男性20代」が22.9%と最も多く、「男性30代」が17.2%、「男性40代」が14.7%と続き、男性ユーザー69.2%、女性ユーザーは30.8%にとどまった。
同社では、予備調査からメタバース利用経験者355人を抽出。メタバースを利用したデバイスを複数回答で聞いたところ、「スマートフォン」が59.4%と最も多く、「パソコン」が42.8%、「ゲーム機」が37.2%、「タブレット」が34.1%、「VRゴーグル」が33.5%となった。
その他、メタバースを「全く知らない」と回答した人を除いた3152人に、興味のあるメタバースのジャンルについて聞いたところ、「ゲーム」が19.9%と最も多く、「音楽・ライブ」が17.8%、「ショッピング」が12.5%、「娯楽」が9.8%、「医療・ヘルスケア」が8.5%、「SNS・コミュニケーション」が8.4%と続いた。
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