「Nothing Phone (1)」正式発表 974個のミニLEDで背面が独創的に光る 6万9800円で国内販売へ
英国に拠点を置くNothing Technologyは、同社初のスマートフォン「Nothing Phone (1)」を発表した。国内でも8月に販売予定で、RAM 8GB、ストレージ256GBのモデルは6万9800円(英国では449ポンド)を予定している。
英国に拠点を置くNothing Technologyは7月12日(現地時間)、同社初のスマートフォン「Nothing Phone (1)」を発表した。日本では8月に発売予定。価格はメモリ8GB、ストレージ256GBのモデルで6万9800円(英国は449ポンド)。
背面には独特のパターンで光る974個のLEDを配置しており、これを活用した「Glyph」インターフェイスを採用。通知など光り方をカスタマイズできる。SoCは、Snapdragon 778G+を採用。RAMは8〜12GB、ストレージは128〜256GB。ディスプレイは、6.55インチのOLEDパネルで、10bit表示、120Hzのアダプティブリフレッシュレート、HDR10+、画面内指紋認証に対応する。
OSは、Android 12ベースの「Nothing OS」を採用。3年間のAndroidアップデートと、4年間のセキュリティパッチを保証する。ゲーム用にサウンドとグラフィックスを調整し、通知などを最小限に抑える「ゲームモード」なども搭載する。
Nothingはオープンなエコシステムを標榜しており、サードパティ製品をNothing製品と同じように管理できるという。例として、Teslaではドアのロック解除・空調の切り替え、走行可能距離が確認できる他、AppleではAirPodsのバッテリーステータスを表示できるという。
カメラはデュアル構成で、広角カメラはソニーIMX766、超広角カメラはサムスンJN1を採用。どちらも5000万画素で、レンズは広角でF1.88、超広角でF2.2。4K/30fpsの撮影に対応しており、HDR収録やナイトモードなども利用可能。Glyphインターフェイスをフル発光させてビデオライトとして使うこともできる。
ボディはディスプレイ面、背面ともにGolliraガラス、サイドのアルミフレームは100%リサイクルアルミを採用。サイズは159.2×75.8×8.3mm、重さは193.5g。4500mAhのバッテリーに最大45Wの急速充電に対応。ワイヤレス充電、ワイヤレスのリバース充電も可能。防水はIP53に準拠する。カラーは2種類。
同社は、中国スマートフォン大手OnePlusの創業者であるカール・ペイ氏がロンドンで創業したハードウェア企業で、これまでにアクティブノイズキャンセリング対応イヤフォン「Nothing ear (1)」を販売。すでに53万台以上を売り上げている。21年2月には“Androidの父”と呼ばれる元Googleのアンディ・ルービン氏が立ち上げたスマートフォン企業「Essential」の知的財産を買収している。
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