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全自動炊飯器も登場!? 23年注目「3つ」の家電カテゴリー知らないと損!?業界最前線(3/7 ページ)

新型コロナウイルスの世界的な広がりから3年。2023年が幕を開けた。今回は、アフターコロナが加速するはずの今年、盛り上がりが予想される注目の家電カテゴリーを3つ紹介したい。1つ目は炊飯器市場、次にノンフライ調理器市場、最後にポータブル電源市場だ。

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 今年登場予定とされる製品のなかで注目を集めているのが、パナソニックが昨年11月に発表した「自動計量IH炊飯器」だ。本体には無洗米13.3合分と水600mlが予めセットでき、スマートフォンアプリから操作すると、お米と水が自動的に計量されて内釜に入って自動で炊飯できる仕組み。自動計量と遠隔炊飯機能を搭載する業界初製品だ。

 パナソニックはこの自動計量IH炊飯器の利用者を、先行体験プログラム「Future Star Program」で数量限定で募集した。すでに応募受付期間は終了しており、2月下旬から当選者への提供が始まるという。


パナソニックの「自動計量IH炊飯器」。利用者は先行体験プログラム「Future Star Program」で数量限定で募集された。体験価格は4万6000円で200台。一般発売は未定

 日本国内の炊飯器市場は年間出荷台数約560万台で横ばいが続いているが、世界市場では大きく伸びると予想されている。グローバルインフォメーションの調査によると、世界の炊飯器市場規模は、21年が約36億ドルだったが、27年には約53億ドルに伸びるとされている。これは23年以降、東アジア市場を中心に炊飯器市場の需要が高まるためだ。


世界の炊飯器市場規模は、21年の約36億ドルから、27年には約53億ドルに伸びるという(出典:グローバルインフォメーション、市場調査レポート 電気炊飯器の世界市場

 炊飯器は日本メーカーのお家芸ともいえる製品だが、すでに海外メーカーの品質も上がっており、低価格市場中心に海外メーカーの存在感が大きくなってきている。炊飯器市場は日本を含む東アジアを中心に、今後グローバルで多くの注目を集めることになりそうだ。

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