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Amazon決算は微増収98%の減益 AWSは増収も増加率は鈍化
Amazonの2022年10〜12月期の決算は売上高は9%増、純利益は98%減だった。オンラインストアは2%減。広告が19%増と好調だった。
米Amazon.comは2月2日(現地時間)、2022年第4四半期(2022年10〜12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の1492億400万ドルで、純利益は98%減の2億7800万ドル(1株当たり3セント)と、かろうじて黒字だった。
純利益はコストの上昇と、投資先の米電気自動車メーカーRivianの企業価値低下の影響を受けた。
売上高はアナリスト予測の1454億2000万ドルを超えたが、1株当り純利益は予測の18セントを大きく下回った。
Amazonは11月に新規雇用を凍結し、1月には1万8000人のレイオフを発表した。
アンディ・ジャシーCEOは発表文で「短期的には不確実な経済に直面しているが、Amazonの長期的な機会については非常に楽観的だ」と語った。
セグメント別売上高は、オンラインストアは2%減の645億3100万ドル、サードパーティ出店企業は20%増の363億3900万ドル、広告は19%増の115億5700万ドル、クラウドサービスのAWSは20%増の213億7800万ドルだった。AWSの伸び率は鈍化している。
第1四半期の売上高の予測を、1210億ドル〜1260億ドルとした。前年比で4%〜8%の成長を見込んでいる。
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