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Chrome 110にメモリ消費軽減機能 「メモリセーバー」と「省エネモード」
Googleは、昨年12月に予告していたChromeの2つのメモリ節約機能をバージョン110に追加した。不使用タブのメモリ解放とバックグラウンドでのアクティビティ制限モードだ。いずれも初期設定で有効になっている。
米Googleが2月2日(現地時間)からロールアウトしているChromeの最新版、バージョン110のWindows、Mac、Chromebook版で、昨年12月に予告していた2つのメモリ節約機能が追加された。米The Android Policeが20日に報じた。
Chromeの右上にある縦3点アイコンのメニュー→[その他のツール]に[パフォーマンス]が追加された。
これを開くと、「パフォーマンス」と「電源」という設定項目が表示される。いずれも初期設定で有効になっている。
「パフォーマンス」の「メモリセーバー」モードは、Chromeでタブを多数開いている際、使っていないタブのメモリを解放することにより、表示しているアクティブなタブの反応をスムーズにするというものだ。非表示タブを開くと、再読み込みする。「常にアクティブにするサイト」で重要なタブを対象から除外することも可能だ。
「電源」の「省エネモード」は、PCのバッテリーレベルが20%まで落ちると、Chromeのバックグランドでのアクティビティ(アニメーションや動画を含むWebの視覚効果)を制限することで、バッテリーを節約する。PCが電源に接続されていないときにオンにする設定も選べる。
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