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マイナカードでキャッシュレス決済、災害時のオフライン環境でも 横須賀市など実証実験

横須賀市、ジェーシービー、トッパン・フォームズの3社は、大規模な災害発生による通信障害や電源途絶を想定し、マイナンバーカードを用いたオフライン環境でのキャッシュレス決済の実証実験を行う

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 横須賀市、ジェーシービー、トッパン・フォームズの3社は2月22日、大規模な災害発生による通信障害や電源途絶を想定し、マイナンバーカードを用いたオフライン環境でのキャッシュレス決済の実証実験を行うと発表した。3月11日以降、順次行う。


マイナンバーカードを用いた決済のメリット

 トッパン・フォームズが、マイナンバーカードに導入するアプリケーションと、店舗で読み取るスマートフォンやタブレット用のアプリケーションを開発した。横須賀市が、テスト用のカードに、決済用IDや上限金額など情報を付与する。

 通信ができないオフライン下でもキャッシュレス決済が行える仕組みは次のようになる。

 カードを使って店舗で決済を行うと、スマホ用アプリケーション側に決済情報が保存される。通信環境が復旧したら、トッパンフォームズのサーバに利用店舗や利用日、利用額などの決済情報が送信される。決済情報はJCBに送られ、集計し精算される。


マイナンバーカードを使って決済を行う流れ(実証実験のイメージ)

 キャッシュレス決済の利用率が急激に増加しているが、災害時などオンライン環境が利用できない状況に課題がある。また、自治体のポイント事業やクーポン事業が全国で拡大しているが、紙とデジタルの運用が混在しており、管理が複雑化している。マイナンバーカードをキャッシュレス決済の手段に使えるようにすることで、これらの課題解決を目指す考えだ。

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