4年ぶり「CP+」に隔世の感 会場にはリアルでしか体験できないことが詰まっていた:荻窪圭のデジカメレビュープラス(8/8 ページ)
23日からパシフィコ横浜にて「CP+2023」が開催中だ。久しぶりのリアル開催にちょっとドキドキしながら行ってきたのだが、やはり会場でしか味わえない体験が多かった。
新製品として20-40mmや50-400mmというユニークな焦点距離のEマウントレンズも注目だ。撮影用の被写体も用意され、他のレンズと一緒に体験できた。
レンズから各種カメラ用品を幅広く扱うケンコー・トキナーはレンズから三脚(スリック)、スマートフォン用のアイテムなど展示のバリエーションも多い。
ユニークなところではSLIKの三脚に取りつけるサイドテーブルや拡げるとプロジェクター用スクリーンになる三脚ケースといったキャンプ用品。
近日発売というスマートフォン用のフィルタークリップEXAPROも注目。これとゴム製レンズフードの組み合わせは面白い。
全部取り上げるとキリがないのでこの辺にしておくが、今回は会場が狭いだけあり、各種セミナーのスケジュールをチェックしつつ全部のブースを回ることもできるし、会場内に設けられた「わたしの自由区」では大学写真部を中心としたサークルによる出展やワークショップ、セミナーも開催されている。
開場時は久しぶりのリアルイベントなので以前のようにお客さんが来てくれるか不安と語っていたメーカーの人も、夕方には思ったより多くの方が訪れてくれたとほっとした表情を見せていた。
汗ばむほどの熱気や、各社の実機に触って感触を確かめられること、各ステージで行われるセミナーで製品の特徴や写真家のリアルな声、アドバイスを聞けるなどリアルなイベントでしか味わえない体験が詰まっており、年に1度はこういう場があるべきだなと思わせてくれるのであった。
関連記事
- ソニー、網膜投影カメラキットを発売 ロービジョンの人でも撮影しやすく
ソニーは目のピント調節能力の影響を受けにくいレーザー網膜投影式のビューファインダーを組み合わせたデジカメのセットを販売する。一部費用をソニーが負担することで価格を10万9800円に抑えた。 - シグマ、ニコンZマウントに参入 3本のAPS-Cレンズを4月に投入
シグマが、ミラーレス用レンズラインアップにニコンのZマウントを追加する。まずはAPS-C用のレンズ3本を投入。4月に発売予定としている。 - ミラーレス一眼は今年どう変わる? 4年ぶり「CP+」で見極めたい4つのトレンド
2月23日から「パシフィコ横浜」で「CP+2023」開催される。注目したい最近のトレンドは4つ。1)イメージセンサーの進化、2)機械学習を駆使した賢いAF、3)動画性能の進化の方向、4)レンズのバリエーションだ。順番に見ていこう。 - “Kiss”の名が付かない「EOS R50」、いい感じにKissだった
初代「EOS R」が誕生して5年目。やっとEOS RのKiss版が出たのである。でもそれはKissじゃないのだった。 - 待望の軽量フルサイズ、キヤノン「EOS R8」の良いところ、残念なところ
「EOS R8」は「EOS RP」の後継モデルといっていいデザインでコンパクトで軽い。気軽にフルサイズを楽しみたい人の小型軽量機だ。どこがどう進化して、どこが物足りないのかチェックしていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.