Oliveスタート、早速申し込んでみた かなりややこしいぞ(2/3 ページ)
三井住友フィナンシャルグループが総力をあげるコンシューマ向けの金融統合サービス「Olive」が3月1日にスタートした。
クレジット機能は3種類あって、それぞれクレジットカードの「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナプリファード」に対応している。ただし、VisaだけでMastercardブランドは選べない。これは、後述のフレキシブルペイをVisaと共同開発したためだろう。また初年度の年会費が無料なことと、券面のデザインが異なること以外は、基本的に三井住友カードのクレジットカードと同じだ。
券面は、ゴールドやプラチナプリファードも微妙にデザインが違うが、一般カードは大きく違う。シルバーが存在しない代わりに、新色のプリズムグレーとパステルグリーンが登場。筆者は、ちょっとブラックっぽいプリズムグレーを選んでみた。
ちなみにすでに三井住友カードを持っているユーザーなら、Oliveで作るのは一般カードでも、ポイントアップの特典はすべてのカードで受けられる(“100万円修行”も無駄にならない Oliveを1枚発行すれば、既存の三井住友カードもポイントアップ)。
クレジット、デビット、プリペイドですべてカード番号は同一
面白いのは、Olive IDがないように、Oliveのアプリもないことだ。Oliveの機能は三井住友銀行のアプリか三井住友カードのVpassアプリから操作する。
またちょっと注意したいのは、SMBC IDのスタートを機に、自動的にVpassのIDが一本化されること。これまでは複数の三井住友カードを持っている場合、それぞれに異なるパスワードを設定することで、別アカウントとして管理できた。これによって、マネーフォーワードでカードごとに支出を確認できていた。しかし、これが一本化(おまとめ機能)されるため、少々使い勝手が悪くなる。競合のマネーツリーでは、一本化されてもカード個別の支出管理ができるが、マネーフォワードは「グループ分けで対応」しか対応できない。
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三井住友フィナンシャルグループは、個人向けの総合金融サービス「Olive」を3月1日から提供する。三井住友銀行の口座、三井住友カードのクレジットカード、SBI証券の投資信託口座、各種の保険サービスを、スマホアプリ上で利用できる。
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