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NetflixやDisney+と競合する「HBO Max」、「Discovery+」と統合して「Max」に
Warner Bros. Discoveryは定額動画配信サービス「HBO Max」と「Discoversy+」を統合すると発表した。統合した新サービスの名称は「Max」になる。NetflixやDisney+との競争力を強化する。
米Warner Bros. Discoveryは4月12日(現地時間)、NetflixやDisney+と競合する定額動画配信サービス「HBO Max」と「Discoversy+」を統合し、名称を「Max」にすると発表した。5月23日に実施する。
HBO Maxは、米AT&T傘下のWarnerMedia(当時)が2020年5月に開始したサービス。AT&Tは2021年5月にWornerMediaをスピンオフし、米テレビ企業Discoveryと統合してWarner Bros. Discoveryとした。その時点でHBOMaxとDiscovery+という2つのストリーミングプラットフォームが併存することになった。
2つのサービスを統合しても、現行ユーザーへのプラン価格は据え置く。さらに、「Max Ultimate Ad Free」という4K対応で100本までオフラインダウンロード可能な新プランを追加し、こちらは月額19.99ドルとする。
同社の昨年第4四半期末時点のHBO Max、HBO、Discovery+のユーザー数は9600万人だった。
同四半期末時点のNetflixの有料会員数は2億3100万人、Disney+は1億6400万人だった。
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