Ankerも参戦、モバイルできる「ポータブル冷蔵庫」がいま注目を集めるワケ:知らないと損!?業界最前線(5/5 ページ)
ステイホームやアウトドアブームで、近年注目を集めているのがポータブル冷蔵庫だ。もともとはアウトドア利用のニーズが高い製品だったが、リチウムイオンバッテリーの性能向上により進化。電源がない場所でも利用できるようになり、さまざまなメーカーから発売されている。
モバイルバッテリー市場で世界トップシェアを誇り、近年多くの家電製品やデジタルガジェットを展開するアンカーからも、ポータブル冷蔵庫「Anker EverFrost Powered Cooler 30/40/50」が4月19日に国内発表された。
「-20℃を、持ち運ぶ。」として登場した「Anker EverFrost Powered Cooler」シリーズ。製品発表会でアンカー・ジャパンのマーケティング本部長の吉野優希さんは「バッテリーを内蔵したポータブル冷蔵庫市場を作っていきたい」と語った。
299Whのバッテリーを内蔵し、4度の冷蔵稼働なら約42時間利用できるとしている。庫内容量は33・43・53Lの3モデルをラインアップ。53Lモデルでは2室に分かれており、冷凍と冷蔵の同時利用もできる。
また独自の急速冷却機能を搭載しており、食材を約30分で25度から0度まで冷却できる。299Whのバッテリーは着脱可能で、USB Type-A/C端子を搭載しており、モバイルバッテリーとしても使える点も面白い。
アンカー・ジャパン「Anker EverFrost Powered Cooler 30」(実勢価格9万9990円、写真上)、「同40」(実勢価格10万9990円、写真右)、「同50」(実勢価格11万9990円、写真左)(著者撮影)
多くのメーカーから登場しているポータブル冷蔵庫。これまでは車載やアウトドア用途というイメージで一般的ではなかったかもしれない。しかし、ライフスタイルの変化により、需要は高まっている。今後は車中泊やアウトドアだけでなく、セカンド冷蔵庫や防災を想定した日常利用としての普及がこれから始まりそうだ。
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