サーバベンダーは“クラウド時代”をどう戦う レノボが見いだす現実解(3/3 ページ)
ハードウェアだけでなく、コンサルなどのサービス・ソリューションにも注力するレノボ。パブリッククラウドが主流化する時代の戦い方をキーパーソンに聞く。
現状は「10点中7点」 自己評価の理由
――ここまでの話を踏まえた上で、SSGにどのような役割を期待しているのか、端的に教えてください。
ウォン: ハードウェア、サービス、ソフトウェアなど、レノボが持っているあらゆるものを結び付ける接着剤のような役割を果たすことです。われわれが持っているあらゆるプロダクトや知見、技術を総動員してクライアントの問題解決に貢献することを目指しています。
――SSGの成果をどう自己評価しますか?
ウォン: この2年間、非常に速いペースで成長できたと思います。売り上げもそうですし、利益も伴っています。SSGは今後も前年比で15%以上の成長を維持し、利益率も上げていきたいと考えています。
ただ、財務的な業績以上に、ITサービスのためのIPやツールの開発に大きな投資をしている点を強調したいですね。より差別化されたITサービスを提供できるようになっています。
定性的な分析では、クライアントとの距離を縮めて、苦しみを理解した上で価値あるサービスを提供するという関係性を着実に築いてきていると実感しています。私にとっても、ハードウェアのビジネスとは違う楽しさがあります。
SSGの活動に対する自己評価というご質問に点数で答えるとすれば、10点満点中7点というところです。欠けている3点は、SSGに対する市場の認知度がまだまだ低いという課題を考慮しました。日本でも、大和研究所など有力な拠点からさまざまなイノベーションが生まれています。SSGの力量を訴求していくことに力を入れていきます。
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