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Twitter広告で個人ユーザーの投稿を盗用 化粧品メーカーが謝罪 「運用は広告会社に委託していた」
化粧品メーカーのプレミアアンチエイジングは7月4日、同社と無関係な個人ユーザーのツイートを無断でまねし、Twitter広告を作ったとして謝罪した。広告制作・運用は広告会社のピアラに委託していたという。
化粧品メーカーのプレミアアンチエイジング(東京都港区)は7月4日、同社と無関係な個人ユーザーのツイートを無断でまねし、Twitter広告を作ったとして謝罪した。同社は該当の投稿をした広報アカウントを削除。広告の制作とTwitterアカウントの運用は広告会社に任せていたと説明している。
問題のTwitter広告は6月29日に投稿したもの。同社のブランド「クレイエンス」のヘアカラーを宣伝する内容だった。しかし、Twitter上ではこの広告の文面などが、2020年に投稿された個人のツイートと酷似していると指摘され、物議を醸していた。その後、同社は問題のツイートを削除し、Twitterアカウントも削除した。
プレミアアンチエイジングによると、Twitter広告の制作・運用は広告会社のピアラ(東京都渋谷区)に委託していたという。一方で「広告会社の管理や投稿内容の確認が十分ではなかった」と認め、再発防止に努めるとしている。
ピアラも4日に声明を発表。他ユーザーの過去のツイートを盗用したことを認めて謝罪した。同社は「広告を作成するに当たり、当社の広告運用に対する認識が欠如していた」と説明。再発防止のため、この事案を社内で周知し、社内のモラルの向上や広告内容の管理フローを見直すとしている。
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